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2020年度 人工知能学会全国大会(第34回)にて2本の論文が優秀賞を受賞しました

2020.11.4

下記の論文2本が、2020年度 人工知能学会全国大会(第34回)優秀賞(外部サイト)を受賞しました。

人手評価を考慮した強化学習に基づくニュース見出し生成 山田 悠右(東工大), 藤田 綜一郎(東工大), 柴田 知秀, 小林 隼人, 田口 拓明, 奥村 学(東工大)

本研究は弊研究所と東京工業大学奥村・高村・船越研究室(外部サイト)の共同研究の成果で、ニュース見出しの自動生成において人手評価を強化学習で取り入れ、見出しの品質を改善するというものです。本研究の成果はYahoo!ニュースの編集支援を高度化することに利用されます。今後も実サービスにおける自然言語処理の有効性を示せるよう、研究を続けていきたいと思います。

Wi-Fi 接続による屋内位置情報を用いた人間関係の抽出 山下 達雄, 寺岡 照彦, 田口 拓明

本研究は、Wi-Fiの接続情報のみを用い、オフィス内における社員同士のコミュニケーションの発生を検知する簡易な手法についてのものです。ノートPC等のデバイスのWi-Fi接続状況を利用した社員位置検索システム「pozzy」のログを収集し、各デバイスの位置情報の時間変化を分析してミーティング(時間と場所の共有)の発生を検知し、人間関係を抽出しています。実際のデータを用いて評価を行い、手法の有用性を確認しました。