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WORKSHOP (DOMESTIC) ShiftTouch: 微細なタッチ座標制御によりタッチパネルの入力を拡張するシート状インタフェース

川上 玲 (東京工科大学), 池松 香, 加藤 邦拓 (東京工科大学), 太田 高志 (東京工科大学)

第29回インタラクティブシステムとソフトウェアに関するワークショップ (WISS2021)

December 08, 2021

本論文では,静電容量方式のタッチパネルに貼り付けて使うシート型のパッシブなインタフェース である ShiftTouch を提案する.ShiftTouch は導電パターンを印刷したシートの上に,導電パターンを部分 的に露出するための切り抜きのあるシートを重ねた構造を持つ.導電パターンは複数の細い線状の電極と 各電極に接続された配線で構成されており,電極部がタッチパネルに接触するように貼り付けて用いる.導 電パターンの露出する切り抜き箇所(入力部)に指で触れると,複数の隣接した電極が同時に接地されタッ チ入力が発生する.本インタフェースでは,接地される電極群に応じてタッチ座標が微細に変化し,この変 化から各入力部での入力を識別する.ShiftTouch は従来の円形や矩形の電極を用いたタッチパネル拡張の ためのインタフェースと比較し,インタフェースによる画面遮蔽を軽減することが可能である.

Paper : ShiftTouch: 微細なタッチ座標制御によりタッチパネルの入力を拡張するシート状インタフェース (external link)