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ワークショップ (国内) 文字列全体を操作することによるキャレットの操作手法

鈴木 健司岡部 和昌、坂本 竜基、坂本 大介(東京大学)

23rd Workshop on Interactive Systems and Software (WISS 2015)

2015.12.2

スマートフォン等のタッチ操作可能な小型携帯端末においては,指が画面を隠してしまい操作が難 しくなってしまうという問題がある.我々は,この問題が「画面をタッチする指で,操作対象そのものを操 作する」ことで生じていることに注目し,操作対象そのものではなく,画面全体を操作することでこの問 題を解決することを試みた.提案するインタフェースでは,まずユーザは画面をタップすることで,文字 列上の任意の場所にキャレットを置く.ここでユーザはキャレットそのものを操作するのではなく,キャ レットを置いた場所を固定し,文字列全体を移動させることにより,目的の位置にキャレットを移動させ る.本稿では提案手法を利用した文字列選択機能を実装し,評価実験を行った.この結果,はじめて提案手 法を使うユーザであっても従来手法と変わらない速度で作業が完了できたか,もしくは早い場合があった. さらにユーザビリティ調査の結果から従来手法よりも使いやすいインタフェースであると評価された.

Paper : 文字列全体を操作することによるキャレットの操作手法 (外部サイト)