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CONFERENCE (DOMESTIC) Distant Supervisionによる質問要約

石垣 達也(東工大)、町田 和哉(東工大)、小林 隼人、高村 大也(東工大)、奥村 学(東工大)

第236回自然言語処理研究会 (NL236)

July 09, 2018

学会での質疑応答や電子メールでのやりとりにおいて質問は広く用いられている.このような質問には,核となる質問の他に補足的な情報も付与され,ときに冗長になることがある.本研究では冗長な質問をその内容を端的に表現する 1 文の質問に要約する課題を扱う.既存研究では,コミュニティ質問応答サイトに投稿される質問の本文とタイトルの対を長文質問とその要約とみなし,教師あり要約モデルを構築する手法が提案されている.しかし,例えば日本語の Yahoo! 知恵袋などにおいてはタイトルが存在せず,先行研究のように擬似的な教師データを獲得することは困難である.そこで,本研究では,Distant Supervision に基づく抽出型質問要約器を提案する.評価実験において,提案要約器が教師あり及び教師なし学習に基づくベースライン手法を上回る性能を示した.

Paper : Distant Supervisionによる質問要約 (external link)